Tortとは何ぞや?
Tortとは、契約関係の無い人に対して発生した民法上の責任のこと。例えば、ケガをさせられた人や自分の持ち物が破壊された人が、法律上の救済・補償(Remedy)をwrongdoerから得ること。契約関係にある当事者であれば、契約に基づき補償などを話せばよいが、契約がない場合は、The Law of Tortによって行動しなければならない。
The Law of Tortは、wrongdoer(不法行為者)から補償を得られるようにすること、また不法行為そのものの抑止にすることを目的としている。
このWrongdoerは、“Tortfeasor”という。
Common Torts
- Trespass(侵害)
人、物、土地、動産(Chattel)、物品を棄損・破損 - Nuisance (妨害)
他人の土地の生活や平和を妨害すること。騒音、振動、悪臭なども対象となる - Conversion (他人の財の不正使用、不正)
他の人の所有物を不正使用すること - Defamation
中傷 - Personal Injury
傷害 - Economic or Intentional tort
英国法におけるEconomic/Intentional tortは以下のことを言う
1, Breach of contractを持ち込んだり、わざと引き起させる行為を行うこと
2, 違法に他社のビジネスおよびトレードに干渉すること
3,第三者に損害を与えるよう脅迫すること
4, Conspiracy (共謀)
Statutory Tort (法律上の不法行為)
Consumer Product Act 1987における製造物責任など